よくあるご質問
矯正治療全般についてのご質問
不正咬合に気づいたら、すぐに相談しましょう。治療開始時期は、症状により異なります。
もちろん大人でも矯正はできます。最近は日本でも、大人で矯正する人が増えています。年齢に上限はありませんが、成長期にある子どもは成長・発育を利用しながら治療を進められるので、条件がより有利になります。
歯と顎の大きさの不調和が著しい場合は抜歯が必要ですが、乳歯から永久歯に替わる頃や顎の成長が旺盛な時期に治療を開始すれば、歯を抜かずに治療する可能性が高くなります。
矯正の前に歯の検査をして、むし歯や歯周病がある場合は先に必要な治療をすませてから矯正治療をします。
装置を初めてつけたり力を調整するときは、歯が浮くような感覚があります。個人差がありますが、数日でおさまります。
矯正装置により多少の違いはありますが、普通の食事であれば問題ありません。装置をつけているので歯磨きに工夫がいります。磨き方の指導をしますので、身に付けてください。
矯正治療は、長い治療期間が必要です。患者さまと矯正医が協力体制と信頼関係を保ちながら、途中で諦めないよう頑張ることが必要です。
舌側矯正について
ほとんどの歯並びでも舌側矯正で治療できます。治療できない場合はごくまれです。
通常の外側に装置をつける治療法より高くなります。舌側矯正での治療には特別な装置と技術が必要だからです。
外側に装置をつける治療法と特に変わりはありません。状態によって舌側矯正の方が早く治ることがあります。
最初の違和感は外側につける装置と同じです。違いは、舌側矯正装置は舌に当たり、外側につける装置は頬と唇に当たるということです。普通は装置をつけてから1週間ほどで慣れます。
他の矯正装置でも、最初は話しにくくなることがあります。その程度は歯並びの状態や話し方の癖などにより差がありますが、一時的なものですぐに慣れます。